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私がまだ若かったころ、最初期のデスクトップ・パブリッシング(DTP)が一大旋風を巻き起こした。スクリーンで見たままのイメージをレーザープリ ンターから美しく印刷できる「WYSIWYG」(What You See is What You Get)の世界に強く魅せられてしまった。その結果、こともあろうに当時アルダス社が開発していた「Page Maker」を思考の道具として使うという愚かな過ちを犯してしまったのだ。
2次元のページレイアウトにどのようにして情報を美しくレイアウトするかという非本質的な問題ばかりが前面に出てきてしまい、本来集中して考えるべき思 考の論理構造はなおざりになる。表面的なページデザインに神経が向いてしまった結果は、もちろん散々たるものとなった。
レーザープリンターから出力されるシャープなフォントや図形群による表面的な美しさは、本来力を注ぐべきだった文章の説得力の欠如を覆い隠す。一見完成 した文章を思わせる美しい印刷結果と、そのためのレイアウト編集作業は、思考を先鋭化するプロセスに対してほとんど貢献してくれなかった。
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ASCII.jp:思考とツールのインピーダンス・マッチング|石井裕の“デジタルの感触”
パワポでフォント選びやアニメーション設定に時間をかけることが価値だと思っている人に聞かせたい。
(via tatsukii) (via nsx) (via jinon) (via webstocker) (via shiraishi-unso) (via katoyuu)2010-04-23
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